お久しぶりです
なんと前回の更新が2017年の9月ということで、おおよそ9か月ぶりとなってしまいました。
色々ありました、この9か月。様々な人間と交流し、自身の価値観が凄く変わりました。色々な意味で、一皮むけて大人になりました。未だ幼稚な考え方をしてしまいますし、教養の観点からみると未熟ではありますが、しかし学んだ量は露知れず。
言語に関しても、渡航前と比較すると十分伸びました。以前は読了できなかった洋書なども時間はかかりますが読み終えることができているし、CNNなどのニュースも理解できるようになりました。英会話レベルもアップして、独り言などはすらすらと言えるくらいになりました。
周囲に日本人が居なかったというのは大きいとは思いますが、ある意味諦めのようなものがついて、完璧でなくても相手に伝わればいいかな、と。
英語については、ここからどれだけ現状維持+αに持っていけるかが今後の課題です。現在はTOEFLのため勉強の毎日なのですが、受験後も英語に触れ続けていこうと思います。今は何より、言語レベルが落ちることが本当に怖い!
英語圏の地で役立つことを夢見て、頑張っていこうと思います。
London Fog
忘れないうちにメモ。
お店で友達に飲み物の名前と、その詳細を教えてもらったのにも関わらずすっかり忘れてしまって、先ほどふと思い出しお店のメニューからやっとたどり着きました。
London Fog。Wikiによると発祥はバンクーバーだそうで、アールグレイミルクティーに1ショットのバニラシロップを入れて作るのだそうです。友達の飲んでいたものやウェブの写真を見てみると、ホットの場合はフォームミルクを乗せるのが一般的のよう。
丁度家にバニラシロップがあるので、明日にでもティーバッグを買って試してみたいな。手元に機材がないのでフォームミルクは作れませんが、それに近いものにはなりそう。
1年め
9月21日でカナダに来て1年が経過しました。「月日が経つのが早かった」というと少し嘘になりますが、思い返せばあっという間だったかもしれません。
そもそもほとんど無計画のまま渡航を決めたので、心が身体に追い付かないままここにやってきたわけですが、この1年本当に色々なことがありました。
学校が始まった当初は、本当に毎日泣いていたし、数か月経ってカナダの生活に慣れても、やっぱり学期の初めと終わりには泣いていて、涙を流さずに新学期に上がるということはありませんでした。
留学って本当に辛いものなんだと身をもって感じた1年でした。
言語面が一番大きな要因です。伝えたい、伝わらない、話をしたい、聞きとれない、声をかけられて失敗したらどうしよう、そうだ黙っていよう。1年をかけてようやく英語力は伸びてきたものの、日本に居た時と比べると断然人見知りがひどくなっている気がします。自分の言語力がこんなにもネックになるとは思ってもいませんでした。
それに伴って、文化面にも大きな影響を受けました。カナダでは「黙って意見を伝える」なんてものは存在しなくて、意見を述べるには声を上げなくてはいけません。会話の中に”立って”いても、言葉を発さなければ意味がない。ここでは沈黙は美徳でもなんでもなくて、沈黙を主張する人間は透明人間と化してしまうんです。
様々な人種に囲まれて、母国語でない言語を使用せざるを得ない状況に放り込まれた渡航初期の私の心の中は、不安ばかりでした。自分が何者なのかを見失うということがどういうことか、どんなに怖いことか、その時初めて知りました。「日本に居たときの自分を忘れたくない。このまま”自分”を見失ってしまったらどうしよう」と強く感じていたことを今でも覚えています。
第二言語を自分の意思で使えるようになるまで、相当の時間が掛かりました。今もまだ英語レベルとしてはままならないものの、あの恐怖はもう感じることはなくなりました。英語への慣れや、語彙の増加が大きな理由だと思います。日本語を話す私と、英語を話す私の、ある種の性格的な差異のギャップも、少しずつ縮まってきているような気がします。
1年と行っても、途中で日本に数週間帰国したりしているので厳密には365日間ではありませんが、そうは言っても1年に値するたくさんのことを学び、経験しました。去年の私よりは大きく成長している、ということは自信を持って言えるし、ここまで頑張った自分自身をしっかりと褒めてあげたい。楽しいとは一概には言えませんが、実りのある1年だったと思います。
卒業まであと半年。もう辛くて、自分に逃げ道を作ってあげないといけないところまで来ていますが、頑張ってやり切りたい。自分に甘えながらなら、私でもやっていけると思うし、やり切って大きく成長して、日本に帰りたい。
とりあえずは年末まで、ゆっくりと自分の足取りで進んでいこうと思います。