ゆく。

生活に発見を

千と千尋の神隠し

日本では金曜日に『千と千尋の神隠し』が放送されていたみたいですね。私はジブリの中で『もののけ姫』が一番好きなんですが、『千と千尋の神隠し』は独特の不気味さと寂しさが混合していて不思議な雰囲気を感じます。

とてもおっちょこちょいでずぼらな千尋は、それまでのジブリに頻繁に描かれてきたヒロインとは正反対です。思えば、ジブリ作品の中で一番親しみやすいヒロインかもしれません。

 

そういえば、トロントでは名前を短くして周囲の人に呼んでもらっているのですが、ふとした時に本名で呼ばれると、自分の名前にも関わらずはっと驚いてしまいます。我に返る瞬間とも言えるかもしれません。名前って強い力を持っていると思います。

異国の地でニックネームで呼ばれ続けていると、本名が自分の存在とか人格を再確認できる私の”証明書”であって、これをなくしたとき、私は”私”を失うのだと思います。