ゆく。

生活に発見を

Quebec~Montrealの旅(2日目)

さて今日はQuebecを存分に楽しみましょう。天候は相変わらず寒々しく雨も降っていますが、逆に悪天候のQuebecを楽しめるとポジティブ思考です。

 

まずは事前に調べてあったカフェ Nektar Cafeologue へ向かいます。

goo.gl

f:id:chlliy:20180707172539j:plain f:id:chlliy:20180707173033j:plain

 

暖かい飲み物を片手にバス停までてくてく。半解けの雪に覆われた道に足をぬらしながら、転ばないように気を付けて歩きます。

 

バスの案内はもちろんフランス語。フランス語って聞いていて耳に心地が良いです。これを流暢に話せたらどんなに良いだろう、と妄想に耽りつつStation D'Youvilleで下車。

 

強風にあおられながら歩いていると、着きました。建物の下から垣間見える西洋な街並みに心躍ります。

 

f:id:chlliy:20180707174453j:plain

 

アーチ型の入口をくぐり、そのまま歩いていくと素敵な街並みが目の前に広がります。かじかむ手を抑え写真をパシャパシャ。

 

f:id:chlliy:20180707174923j:plain f:id:chlliy:20180707174943j:plain

 

とにかく冷たく強い風に体温を奪われ、その上濡れた足も追い打ちをかけるように冷えてきて、外に出て1時間もしない内に散歩は一度断念。Quebecの冬はTorontoの寒さを遥かに越えていました。冬用のコートでは寒すぎた・・・。とりあえず昼食も兼ねて、Paillardへ向かいました。

goo.gl

 

f:id:chlliy:20180707175912j:plain f:id:chlliy:20180707180013j:plain

 

ホットココアとクロワッサンのサンドイッチを頼みました。バターの効いたジューシーなクロワッサンの中に、ハム、チーズ、マヨネーズが入っていてとても美味しかったです。フルーツも付けてくれるので朝食にもぴったりですね。

 

腹ごしらえをし、外に出ると再び強風&雨。肩にかけたカメラを守りながら歩きます。

 

f:id:chlliy:20180707181054j:plain

 

Quebec Cityのマクドナルドは看板すらオシャレ。

 

f:id:chlliy:20180707181113j:plain f:id:chlliy:20180707181220j:plain

 

どの方向を眺めても街には西洋の建築物が並んでいて、カナダに居るのにまるでフランスに来たと錯覚してしまいそう。空が青天なら白の建物が映えてそれは美しかったとは思いますが、これも思い出のうち。暴風雨にさらされながら歩き続けます。

 

goo.gl

 

f:id:chlliy:20180707182253j:plain f:id:chlliy:20180707182316j:plain

 

荘厳です。

 

神聖な場所に足を運ぶと、自分がその宗教に所属していなかったとしてもやはり身を正さねばという気持ちになります。にも関わらず、自分とその宗教に接点が全く無くても、どこか心が落ち着くような安心感を覚えるのが不思議です。まるで心が求めていたかのような、ずっと椅子に座っていられるような、そんな気持ち。

丁度礼拝のタイミングに合ったので、少しだけ聴いてきました。言葉は分からなくても、心地の良い時間を過ごすことができました。

 

f:id:chlliy:20180707183145j:plain

goo.gl

 

こちらも歴史的に有名な建築物です。しかしあまりにも寒すぎてじっくりと眺める気力はありませんでした(笑)。

 

f:id:chlliy:20180707184016j:plain

 

「首の骨折り階段」というネーミングセンス抜群な階段にたどり着くと、更に風情ある街並みが見下ろせます。階段を降りると、それはそれは可愛いお土産屋さん、レストランがいっぱい。

 

f:id:chlliy:20180707184230j:plain f:id:chlliy:20180707184249j:plain

f:id:chlliy:20180707184338j:plain f:id:chlliy:20180707184407j:plain

 

歩き続けると大きな広場に出ました。

 

f:id:chlliy:20180707184631j:plain

 

繰り返しますが非常に寒いのでカフェで休憩。

 

goo.gl

 

f:id:chlliy:20180707185318j:plain f:id:chlliy:20180707185335j:plain

 

Gateau au fromage(チーズケーキ)の発音にわくわくドキドキしながらオーダー。私の席の隣では女の子たちがノートや教科書を広げて勉強をしていました。

 

Quebecに来て思ったことは、会う人会う人みなさん陽気だということ。Torontoに比べて忙しさも感じませんし、視線が合った時もにこっと微笑んでくれる。

カフェでオーダーを取ってくれた女性の方が、私のチーズケーキを忘れてしまったのですが、そういうことも含めて観光地らしくないゆったりとした雰囲気を感じることができるのは、非常に素敵なことだと思いました。

フランス人の気質も兼ね備えながら、かつ英仏という2つの歴史を持つオープンな価値観が、Quebecという暖かく個性的な文化を作り上げているのかもしれません。

 

 

カフェで一息つき、体も暖まったところで、 次は美術館へ向かいました。

goo.gl

f:id:chlliy:20180707190450j:plain

f:id:chlliy:20180707190852j:plain f:id:chlliy:20180707190917j:plain

 

芸術を嗜むおじさんと、うねうねしている首。

 

仏語が公用されているモントリオール州ですが、一方でカナダに在する以上英語の浸透は止められません。Quebecに住み、フランス文化を持つ彼らのアイデンティティをどう守っていくか、というテーマが美術館では大きく掲げられていました。

 

ところで、モントリオール州のフランス語は、フランスのフランス語とは異なると宿のオーナーさんが述べていました。英語の語彙を多く使用し、発音もフランス語とは大きく異なるのだそうです。文法もくだけているのだとか。

時代と共に言語が変化することは仕方のないことで、それはフランス語に限ったことではなくどの言語にもそのような歴史があります。文化や歴史は、変遷や革新を拒絶していては栄えません。文化を維持していくには、他の文化を承認し適応していくことが大切であることを学びました。

 

 

さて、何度も言いますが外は暴風雨。雨というよりみぞれです。遠くに行く気分でもないし、夕食を食べに行くことにしました。

夜まで少し時間があるので、美術館で数十分休憩をし、目的の場所まで歩き始めます。

goo.gl

 

さすがに時間も早く、店内は私と子連れ親子の2組のみ。オーダーをして食事が届けられるまでしばし待ちます。

 

f:id:chlliy:20180707193545j:plain

 

アルデンテなパスタ。サイドで付いてきたパンの歯ごたえが凄くて面白かったですが、スパゲティは味付けも丁度良くてぺろっと完食。

 

お店からUberを呼び、本日はこれで終了です。