ゆく。

生活に発見を

2018年振り返り

平成が終わる2018年、私事ですか年女でした。

年女だったので、年始が希望と夢でいっぱいだったことを覚えています。

 

2018年、5月まで私はカナダに居ました。たくさんの人と出会い、本当にいろんなことを学びました。文化、言語、価値観、技術、性格、人間性、どれもかけがえのない学びで、一方でまさか半年前にカナダに居たなんて信じられません。少しずつ、感動を忘れかけているというのも事実です。もちろん出来事はいずれ色あせるので、仕方のないことだと言えばそうなのですが。

 

日本を出る前と帰ってきた後で、大きな内面の変化を感じられるほど、多大な影響を受けました。根本的な部分は変化してないとは思いますが、なりたかった自分に近づいているような、そんな成長を感じます。確信をもって言えるのは、プラスの成長だということです。

 

この1年、振り返ればたくさん涙を流しました。英語のできなさに、不甲斐なさに、別れに、悔しさに、辛さに、混乱に、本当にたくさん泣きました。心が引き裂かれるような思いも体験したし、涙を流さない日が続かない日が1週間続いた時もありました。今までに感じたことのない感情を、20代半ばになって初めて体験したのは、良かったと思います。本当に辛かったけれど、涙無しに成長はできませんでした。

 

それと、今年1年を通して人間がもっと好きになりました。

従来の私は非常に内向的で、でも人と話すことが大好きでした。カナダに行って、外交的な部分を自分の心の奥から引っ張りだし、もっと人と付き合うことが上手になった気がします。

年齢を重ねるにつれて失望も多くありますが、やはり人が大好きだということを改めて確認した年でもありました。どんな人間もそれぞれ物語を秘めていて、悪い人間なんて皆無だということも改めて学びました。それぞれ合う、合わないなど相性こそありますが、人間関係を築き上げるというのは本当に素晴らしいし、楽しいです。良い気づきでした。

 

「自分」を異文化・異国の人間が受け入れてくれたことも、自分の存在意義を理由付けることができた大きなきっかけになりました。(過剰にならない程度に)自信を取り戻すこともでき、友人の偉大さに感謝しました。

 

先週交通事故に遭ったのですが、その時に一緒に居てくれた友人には、多分一生かかっても恩を返しきれないでしょう。私がこのような友人に値するのかと疑問にも思いましたが、きっと値するのだろうと頭を上げて喜ぼうと思います。

 

本当に学びの多い1年でした。たくさんの人の愛や優しさを感じた2018年は、私の人生の中で大きなポイントとなるであろう1年だったと思います。

 

ゆっくりと友人に恩返しをしながら、新しく出会う人に優しさを分けながら、どんなに忙しくても辛くても、今年と変わらない愛情を持つことを忘れない2019年にしていきたいと思います。