ゆく。

生活に発見を

198日前

先日お台場に用があったのですが、コンビニへ行く道すがら1枚パシャリ。

 

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お台場へはあまり来ることがないのですが、いつか機会があれば早朝散歩やジョギングをしに来てみたいなぁ。朝日に照らされた随所が素敵でした。

 

それにしてもこの日は肩こりと腰痛が酷かった…笑

睡眠不足が祟ったのか、大したことをやったわけでもないのに、用事が終わる頃には相当な疲労困憊レベルでボロボロ笑

 

でもやっぱりそのまま帰るのはもったいなくて、気になっていたカフェまでお散歩。

www.lit-coffeeandtea-stand.com

日の出駅から徒歩15分にあるお店なのですが、オープンして間もないみたいです。

 

用事と散歩で身体は火照っていましたが、ラテアートを拝みたくてホットにしました。

 

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素敵なラテで至福のひととき。ちょっとだけ頑張った自分へのご褒美です。

店員さん達の元気な歓迎に私も元気を頂き、カフェラテも美味しくて、至れり尽くせりな来店でした。ありがとうございました。

 

全く関係ないですが、皆さんお久しぶりですm(_ _)m笑 

ふと文字を打ちたくなって書きに来てみました。最後の投稿が198日前…。

 

ブログをやりたくなって、新たに新設しようかなとも考えたのですが、なんやかんやここで書き続けて行こうかな〜と。せっかく4年も経過していることだし。記事数と年月のバランスがおかしいですが。笑

いや、色々あったんですよ!2020年も、2019年も、その前も。

 

実は3月から日記を書き続けていて、それでお腹が一杯になってしまう部分もあったりなかったり。そんな一方で、他者に向けて発信する、ということを軸にしっかり文字に起こしておきたいと思うところもあったりもして。

 

兎にも角にも、今後もマイペースにブログを書いていこうと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願いします!

振り返りと今後について

お久しぶりです。

11月が最後の更新なので、半年ぶりですね。いや〜色々ありました。

 

実は2月に虫垂炎になりまして。世の中がコロナで騒がれている中、私は盲腸を切除しました。このことに関してはいずれ投稿するつもりです。

それにしても、まさか自分がなるなんて・・・。めちゃめちゃ痛かった・・・。ただカナダに居るときに患わなくて本当によかったなと。そういう意味では本当にラッキーでした。

 

そして3月末に職場を退職しました。

これは体調不良が原因とかではなくて、ずっと心に決めていたことでした。

2019年の夏頃に社長に相談をして(早い)、そこから紆余曲折。いろいろ考え悩み、がんばり続け、三歩進んで二歩下がるといったふうに毎日を生き働いていました。そしてやっぱり無理でした。

一度「やめたい」と思っちゃうと、頭の中の引き出しからいろいろな言い訳を引っ張り出してしまうんですよね。そして「やめる」という決意にかわる。そもそもずっと3月でやめようとは思っていましたが、年が変わってからは猛スピードで退職したいマンに変わりましたね。決意をもって先輩にも打ち明けていきました。

ただ辞める直前に虫垂炎を患ってしまい、会社に満身創痍で貢献できないまま退職になってしまったことはとても残念だったと思っています。お世話になりましたし、たった1年とは言え勉強になったことは多かったので。

「この人のこういうところが素敵だから、私もこういうふうになりたい」とか、「でも逆にここは苦手だからこういうふうにはなりたくない」とか、本当に色々学びました。

充実していたと言えばあまりにも綺麗すぎますが、たっぷり吸収できたと思います。

 

 

会社を退職後も、社長のご厚意で働く機会がもらえる予定だったのですが、コロナが転がり込んできたので自由のびのび無職になりました。

ただ辞職直後の私は、それ以上この会社で働きたいと思えないほどに切羽詰まっていた部分もあったので、ある意味運命だったのかもしれないですね。

 

それで今、転職活動中なのですが、これがまあ大変で。

社会人経験が1年と少なすぎる、事務経験が一切ない、OA実務経験がまったくない、それにも関わらず志望する求人のレベルが高すぎるという矛盾した就活を行っているので、無言お祈り&お見送りの嵐です。もっと身の程を知りなさいという感じですね。えへへ。

 

たださすがにいつまでもこんな状態でうかうかしては居られないですし、この2ヶ月のほとんどの時間をゴミ箱に捨てていたと言っても全く過言ではない毎日の過ごし方だったので、一度自分を正すためにも、ここへ戻ってきました。

 

目標というか、これからの自分の過ごし方というか、ちゃんと毎日を無駄にしないように、目当てとなるものをここに書き記しておきます。

 

1. OAの勉強をする。

 OAの知識が壊滅的で、実は最近やっと四則演算、SUM、IF関数などを知りました。

 E-ラーニングで学習中なのですが、6月末までに全講習を終わらせるのが目標。

2. HTML/CSSの基礎を終わらせる。

 Prog8で勉強を始めたものの、進捗がウミガメレベルなので、

 こちらも6月までに基礎学習を終え、

 中旬からは模写などをガシガシ取り入れていきたいです。

3. 英語の勉強に力を入れて、留学時のレベルに戻す。

 一番滞りがちな英語学習・・・。

 最近は映画ですら日本語字幕に甘んじる状態なので、

 読み書き聞き話しを留学時/帰国直後レベルに戻せるようにしたいです。

 とりあえず1日に2〜3時間は英語の座学に費やして、

 ニュースやドラマをべらぼうに垂れ流していこうと思います。

 会話はテーマを決めて話したり、独り言を話したり。

 

そして、

4. 6月には働き始める!

 これはもはや毎日の過ごし方というより生存理由の目標ですね。

 もつスキルが少ない上にこのご時世ということもあって

 どうしても求人サイトとの兼ね合いになってしまいますが、

 (そもそも自分の考えが甘すぎるのですが)

 とにかく6月末までには内定をもらって働き始められるようにしなくては。

 

 

そういうわけで、とりあえず1ヶ月後(以内)に良い報告を持って戻って来られるようにがんばります。ではまた!

2018年振り返り

平成が終わる2018年、私事ですか年女でした。

年女だったので、年始が希望と夢でいっぱいだったことを覚えています。

 

2018年、5月まで私はカナダに居ました。たくさんの人と出会い、本当にいろんなことを学びました。文化、言語、価値観、技術、性格、人間性、どれもかけがえのない学びで、一方でまさか半年前にカナダに居たなんて信じられません。少しずつ、感動を忘れかけているというのも事実です。もちろん出来事はいずれ色あせるので、仕方のないことだと言えばそうなのですが。

 

日本を出る前と帰ってきた後で、大きな内面の変化を感じられるほど、多大な影響を受けました。根本的な部分は変化してないとは思いますが、なりたかった自分に近づいているような、そんな成長を感じます。確信をもって言えるのは、プラスの成長だということです。

 

この1年、振り返ればたくさん涙を流しました。英語のできなさに、不甲斐なさに、別れに、悔しさに、辛さに、混乱に、本当にたくさん泣きました。心が引き裂かれるような思いも体験したし、涙を流さない日が続かない日が1週間続いた時もありました。今までに感じたことのない感情を、20代半ばになって初めて体験したのは、良かったと思います。本当に辛かったけれど、涙無しに成長はできませんでした。

 

それと、今年1年を通して人間がもっと好きになりました。

従来の私は非常に内向的で、でも人と話すことが大好きでした。カナダに行って、外交的な部分を自分の心の奥から引っ張りだし、もっと人と付き合うことが上手になった気がします。

年齢を重ねるにつれて失望も多くありますが、やはり人が大好きだということを改めて確認した年でもありました。どんな人間もそれぞれ物語を秘めていて、悪い人間なんて皆無だということも改めて学びました。それぞれ合う、合わないなど相性こそありますが、人間関係を築き上げるというのは本当に素晴らしいし、楽しいです。良い気づきでした。

 

「自分」を異文化・異国の人間が受け入れてくれたことも、自分の存在意義を理由付けることができた大きなきっかけになりました。(過剰にならない程度に)自信を取り戻すこともでき、友人の偉大さに感謝しました。

 

先週交通事故に遭ったのですが、その時に一緒に居てくれた友人には、多分一生かかっても恩を返しきれないでしょう。私がこのような友人に値するのかと疑問にも思いましたが、きっと値するのだろうと頭を上げて喜ぼうと思います。

 

本当に学びの多い1年でした。たくさんの人の愛や優しさを感じた2018年は、私の人生の中で大きなポイントとなるであろう1年だったと思います。

 

ゆっくりと友人に恩返しをしながら、新しく出会う人に優しさを分けながら、どんなに忙しくても辛くても、今年と変わらない愛情を持つことを忘れない2019年にしていきたいと思います。

近況報告など

最後のブログを更新してからなんと5か月あまり経過してしまいました。お久しぶりです。「ブログを書く」ということをどうしてもなおざりにしてしまいますね。

Montrealの旅行記も途中だし、トロント滞在記などについても色々書きたいことがあったのですが、帰国後長野へ行ったり四国へ行ったりと国内旅行もし、なんだか色々と書く暇もないままネタばかりが溜まってしまっています。いつか時間ができたり、気分が向いたら書こうかな。

 

さて。現在の近況報告ですが、これといってありません!笑

引き続き英語の学習は続けていますが、現在はもうネイティブに囲まれて生活をしていないのでレベルの向上はあまり見られず。劇的に低下しているというわけでもありませんが、レベルを保つべく行っているルーティーンがやや退屈でマンネリ化しているという点は否めず、やはり留学に勝るものはないなと感じます。自分の努力不足も理由の1つですが、カナダに居た時は嫌でも英語が耳に入って来ていたので、無意識下の中で英語を学習するという点において、その差は非常に大きいと思います。

ちなみにルーティーン内容としては、海外ドラマや洋画を英語字幕ありまたは無しで鑑賞したり、洋書などを読んだりといったインプットが中心です。あとは現在車通勤なので、車内でずっと独り言を話したりしています。

語彙力と文法力を上げるため、今後は英語でブログも始めようかなとも思っています。できれば毎日書いて行きたいものですが、この辺りは本当に自分の粘り次第なので、あまりハードルを上げすぎないくらいでやっていきたいな、と。

 

それと数日前からフランス語の勉強をやんわり始めました。過去に何度も挫折した言語で、と同時にどうしても諦めきれない言語でもあり、今回こそは、と熱意に燃え取り組むことを決めました。文法、発音、すべてが新しく、かつ困難ですが、英語がここまで出来るのだからと自分を奮い立たせ楽しみながら勉強しています。やはり学びは楽しいです。

Quebec~Montrealの旅(3日目)

Motrealへ移動する電車の時間まで少しあるので本日もQuebec Cityの散策。

 

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猫ちゃんとお別れをし、お世話になった宿を出ました。

さすがにキャリーバッグを転がして歩き回りたくはないので、いったん駅で荷物を預けることにしました。有料ですが、負担に比べれば安いものです。

 

 

Quebec Cityに再び到着し、お腹が空いたのでブランチを頂きます。

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平日ということもあり、お店の中は人が少なく快適。斜め前の席では学生らしい女の子がノートや紙を開き熱心に勉強していました。本人にとっては当たり前の日常なのだと思いますが、こんなに素敵な街のカフェが身近にあるなんて、羨ましいと思わずにはいられません。

 

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めちゃめちゃ美味しかったクレープ。こんなに美味しいクレープを食べたのは生まれて初めて、と言えるくらいに美味しかったです。卵とチキンとホウレンソウが入っていて、バターの効いたクレープに味付けの塩加減が絶妙にマッチしていました。ボリューミーでブランチにぴったり。

 

そういえば、ここで食事をしていると、奥に座っていた50代か60代ぐらいおじいさんが通りかかり、表情はこちらを見ながら何やら微笑んでいる様子。「陽気な方だなあ」と思いながら私も微笑み返します。

その後おじいさん、食事が終わりこちら(出口側)に向かって歩いてきたのですが、「どうやら君はゆっくりと食事をする方のようだね。」と優しい笑顔で一言。恥ずかしいやら不思議な気分やらでそのまま笑顔で居ると、「良いことだよ。ここに来る人はみんなササッとご飯を食べてあっという間に出て行っちゃうんだ。食事、楽しんでね。Bonne Appetie!」と去って行きました。

まさか誰かが見ているとは思わず本当に無意識で食事をしていたのですが、こういった会話に出会えるのも、旅行の素敵なところです。天気は相変わらずですが、ますます楽しい気分になりルンルン気分で次の目的地を目指しました。

 

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可愛らしい街並みを歩いていると図書館に到着。

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みなさんせっせと勉強中。こんなにオシャレな図書館で勉強すればずんずんはかどりそうですよね。写真には写っていませんが、テーブル席で勉強していた赤毛の女の子が印象に残っています。鮮やかな赤毛を1つの団子にしメガネをかけていた女の子、可愛かったな~。

 

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こんな素敵なお店もありました。大聖堂などが集まる地域のためなのか、このお店では1年中クリスマス用品を販売しているようです。店内にはクリスマスの音楽が鳴り響き、ファンタジックな雰囲気に包まれていました。どこか映画の世界に迷い込んだみたい。

 

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『ホーム・アローン2』のおもちゃ屋さんを思い出しました。

 

この日はそこまで寒くなかったので、「総督の散歩道」という場所を少し歩いてみました。

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時間の関係で奥までは歩くことはできませんでしたが、橋の上から景色が見渡すことができます。晴れていればさぞ美しかったでしょう。

 

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再び首降り階段に向け歩き始めます。

 

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階段を降りて、辺り一帯を散策。

 

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心行くまで歩き回り、バスに乗って駅へ向かいます。

 

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乗客者は私1人。トロントは座席の色は赤だけど、ケベックは青色なんですね。

 

駅からMontrealは電車で1本。ここに来たときと同じ時間をかけて戻ります。

 

Montreal駅に到着したのは18時過ぎだったので、駅のフードコートで空腹を観たし今夜の宿へ向かうことにしました。

途中スーツケースの取っ手部分が、改札口の押して回すタイプの入口のポールに挟まってしまい、通りがかりのお兄さんに助けてもらうというミニハプニングもありましたが、なんとか目的地まで到着することができました。

Quebec~Montrealの旅(2日目)

さて今日はQuebecを存分に楽しみましょう。天候は相変わらず寒々しく雨も降っていますが、逆に悪天候のQuebecを楽しめるとポジティブ思考です。

 

まずは事前に調べてあったカフェ Nektar Cafeologue へ向かいます。

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暖かい飲み物を片手にバス停までてくてく。半解けの雪に覆われた道に足をぬらしながら、転ばないように気を付けて歩きます。

 

バスの案内はもちろんフランス語。フランス語って聞いていて耳に心地が良いです。これを流暢に話せたらどんなに良いだろう、と妄想に耽りつつStation D'Youvilleで下車。

 

強風にあおられながら歩いていると、着きました。建物の下から垣間見える西洋な街並みに心躍ります。

 

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アーチ型の入口をくぐり、そのまま歩いていくと素敵な街並みが目の前に広がります。かじかむ手を抑え写真をパシャパシャ。

 

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とにかく冷たく強い風に体温を奪われ、その上濡れた足も追い打ちをかけるように冷えてきて、外に出て1時間もしない内に散歩は一度断念。Quebecの冬はTorontoの寒さを遥かに越えていました。冬用のコートでは寒すぎた・・・。とりあえず昼食も兼ねて、Paillardへ向かいました。

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ホットココアとクロワッサンのサンドイッチを頼みました。バターの効いたジューシーなクロワッサンの中に、ハム、チーズ、マヨネーズが入っていてとても美味しかったです。フルーツも付けてくれるので朝食にもぴったりですね。

 

腹ごしらえをし、外に出ると再び強風&雨。肩にかけたカメラを守りながら歩きます。

 

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Quebec Cityのマクドナルドは看板すらオシャレ。

 

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どの方向を眺めても街には西洋の建築物が並んでいて、カナダに居るのにまるでフランスに来たと錯覚してしまいそう。空が青天なら白の建物が映えてそれは美しかったとは思いますが、これも思い出のうち。暴風雨にさらされながら歩き続けます。

 

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荘厳です。

 

神聖な場所に足を運ぶと、自分がその宗教に所属していなかったとしてもやはり身を正さねばという気持ちになります。にも関わらず、自分とその宗教に接点が全く無くても、どこか心が落ち着くような安心感を覚えるのが不思議です。まるで心が求めていたかのような、ずっと椅子に座っていられるような、そんな気持ち。

丁度礼拝のタイミングに合ったので、少しだけ聴いてきました。言葉は分からなくても、心地の良い時間を過ごすことができました。

 

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こちらも歴史的に有名な建築物です。しかしあまりにも寒すぎてじっくりと眺める気力はありませんでした(笑)。

 

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「首の骨折り階段」というネーミングセンス抜群な階段にたどり着くと、更に風情ある街並みが見下ろせます。階段を降りると、それはそれは可愛いお土産屋さん、レストランがいっぱい。

 

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歩き続けると大きな広場に出ました。

 

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繰り返しますが非常に寒いのでカフェで休憩。

 

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Gateau au fromage(チーズケーキ)の発音にわくわくドキドキしながらオーダー。私の席の隣では女の子たちがノートや教科書を広げて勉強をしていました。

 

Quebecに来て思ったことは、会う人会う人みなさん陽気だということ。Torontoに比べて忙しさも感じませんし、視線が合った時もにこっと微笑んでくれる。

カフェでオーダーを取ってくれた女性の方が、私のチーズケーキを忘れてしまったのですが、そういうことも含めて観光地らしくないゆったりとした雰囲気を感じることができるのは、非常に素敵なことだと思いました。

フランス人の気質も兼ね備えながら、かつ英仏という2つの歴史を持つオープンな価値観が、Quebecという暖かく個性的な文化を作り上げているのかもしれません。

 

 

カフェで一息つき、体も暖まったところで、 次は美術館へ向かいました。

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芸術を嗜むおじさんと、うねうねしている首。

 

仏語が公用されているモントリオール州ですが、一方でカナダに在する以上英語の浸透は止められません。Quebecに住み、フランス文化を持つ彼らのアイデンティティをどう守っていくか、というテーマが美術館では大きく掲げられていました。

 

ところで、モントリオール州のフランス語は、フランスのフランス語とは異なると宿のオーナーさんが述べていました。英語の語彙を多く使用し、発音もフランス語とは大きく異なるのだそうです。文法もくだけているのだとか。

時代と共に言語が変化することは仕方のないことで、それはフランス語に限ったことではなくどの言語にもそのような歴史があります。文化や歴史は、変遷や革新を拒絶していては栄えません。文化を維持していくには、他の文化を承認し適応していくことが大切であることを学びました。

 

 

さて、何度も言いますが外は暴風雨。雨というよりみぞれです。遠くに行く気分でもないし、夕食を食べに行くことにしました。

夜まで少し時間があるので、美術館で数十分休憩をし、目的の場所まで歩き始めます。

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さすがに時間も早く、店内は私と子連れ親子の2組のみ。オーダーをして食事が届けられるまでしばし待ちます。

 

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アルデンテなパスタ。サイドで付いてきたパンの歯ごたえが凄くて面白かったですが、スパゲティは味付けも丁度良くてぺろっと完食。

 

お店からUberを呼び、本日はこれで終了です。

Quebec~Montrealの旅(1日目)

日本に帰国し落ち着いたので、今さらながら4月に訪れたQuebecとMontrealのミニ旅行記を書こうと思います。

 

 

 

トロントに残る期間もあとわずか。卒業旅行と称し、自身の貯金を寄せ集め4月16日~20日で貧乏旅行を行いました。もちろんホテルに泊まれるほどの予算はないので、宿泊はホテルではなくAir BnBを利用しました。交通機関は利便性と値段を考慮してVIA Railを使用しました。情緒を感じることのできる電車旅行が好きということもあり、初日こそ移動に10時間近くかかりましたが、そこまで苦痛も感じることなく楽しむことができました。ちなみにチケットは、オンラインで最安値で手に入れることのできるチケット代理店?のようなものを利用しました。

 

 

VIA Railの出発は朝6時40分。

まだ陽の昇らない5時ごろ、Uberを使ってUnion駅へ。Uberで相席になったお兄さんもMontrealへ友達を訪ねに行くようでした。「テストが来週あるけど行っちゃうんだ~」と話していたのを覚えています。

 

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VIAはこれまで使用したことがないので、とりあえず乗り口周辺で待機。行く先がフランス語圏ということもあり、駅員さんはフランス語と英語で挨拶をしていました。

ちなみにトロントのクラスメイトを見る限り仏語を流暢に話す方はほとんど皆無で、一応義務教育の一環として習うけれど、いわゆる日本人の英語に対する姿勢と似た印象を受けました。

 

駅員さんのチケットチェックを受け、いざプラットフォームへ。車両を探すのに少し手間取りながら、フランス語訛りの陽気な駅員さんに尋ね車内へ入ります。

 

座席はそこまで広くはありませんが、飛行機よりは余裕があります。窓側なら景色を楽しめますし、時々車内販売もやってくるのでお腹が空いても軽食でまかなえます。食堂車もあるようでしたが、私は利用しませんでした。

そういえば私が座ったところがたまたま緊急非常出口のある場所だったようで、出発前に駅員さんより説明を受けました。

 

Montrealには5時間後の11時57分に到着するので、それまでうとうと過眠を取りつつ、本を読みつつ。

 

そうこうしているうちにMontrealに到着し、トイレを済ませマクドナルドで昼食を購入。Montrealではマクドナルドの店員さんも仏語・英語の併用です。自分の順番を待っている間もフランス語が聞こえてくるので、「(レシートに書かれた)自分の番号を聞き逃したらどうしよう・・・」と少しドキドキしましたが、大丈夫。ちゃんと英語でも繰り返してくれるので心配はいりません。

 

さて、目的地のQuebecまでおよそ4時間。

 

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旅行のお供はカズオ・イシグロのNever Let Me Go。ずっと読みたくて、でも今回の電車旅行で読みたいと決めていたのでこの日まで手をつけなかった1冊です。今年は冬が長かったこともあり、まだ雪の残る景色に本書の哀しげな描写・物語がすごく合っていたように思います。

 

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車内はすごく空いていて、2席まるまる使用することができました。

 

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Quebecに到着し、今夜の宿までバスを利用・・・、しようにも乗車券を手に入れる場所が分かりません。ネットで検索しようにも私の検索能力が低過ぎるためなのか全く情報が出てこない・・・。仕方なく駅に居たおじさん3人組に話しかけて尋ねることにしました。

3人のうち2人は英語が全く分からない様子で、あとの1人の方が一生懸命カタコトの英語で説明、そしてパスが売っているコンビニまで案内してくれました。出身を尋ねられ、日本だと答えると「サヨナラ!」と答えてくれました。私も嬉しくなり「メルシー!」とご挨拶。旅行は一期一会がたまりません。

 

パスは購入できたものの外は大吹雪。気温は零下です。乗り場まで結構あるし、バスもすぐ来なさそう。荷物もあるし、仕方がない、タクシーを利用することにしました。一緒に並んでいたサラリーマンらしき男性に、「もしかしてシェルトンに向かったりしないよね?」と尋ねられました。カナダではタクシーだって相席しちゃいます。

 

10分ほど吹雪の中待ち、タクシーに乗り込みいざ出発。

 

「ここまで行きたいんです」と伝えようと思った矢先、なんと運転手さん英語が全く通じませんでした。私もQuebecに来るのだからフランス語を少し勉強するべきでした。5分ほどお互い思考錯誤し、私もGoogle Mapを見せようともしましたが、運転手さん高齢のせいか見方が分からない様子。とにかく運転手さんの言っていることがちんぷんかんぷんで、私もどうしたらいいかわからず必死に説明していると車は出発(笑)。

とりあえず低レベルのフランス語で「Je ne pas French!(フランス語、ハナセナイ!」と伝え、そこからは指を使って道を案内しました。言語が分からない障害をひしひしと感じながら、一方でこれも旅行の醍醐味。非常に面白い経験で、自分の持つ全てのスキルを引っ張り出し相手に伝えるという、コミュニケーションの楽しさすら覚えました。

運転手さんが角を曲がる前にもう一度確認してくれたので、合っていたらOui、間違っていたらNon、という風に伝え、お互いの努力あって無事宿に到着。

運転手さんは非常に陽気な方で、「フランス語ハナセナイ」と私のつたないフランス語に対する謝罪にも「Perfect! Excellent!」などと言ってくれました。私も場所に到着したことよりも運転手さんの親切と好意が非常に嬉しくて、「Excellent! Merci beaucoup!」と自分なりに感謝の意を伝えました。

 

 

宿は非常に可愛らしいお家でした。オーナーさんは60代くらいの、手作りアクセサリーを製作・販売するキュートなおばあちゃん。

 

色々と説明を受けたあと、ご飯を買いに出かけました。さすがに長距離の移動で疲れもあったし、天候も悪かったので、近場にあったお店でテイクアウトしお家で頂きました。

 

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ボリューミーでとても美味しい夕食を終え、その日は早めの就寝でした。